【某商社様導入事例をご紹介いたします。】

本件のお客様は、本社とIDCを含む13拠点を従来のB・フレッツとグループアクセス・プロで拠点間接続を行っておりました。
主な用途としては、複数の基幹アプリケーション・各拠点のIP監視カメラ映像の集約・通常のファイル共有など回線使用用途が
増えておりレスポンスの悪化が見受けられるようになりました。
そこで、試験的にトラフィックの多い拠点にフレッツネクストハイスピード(200Mbps)導入し拠点単価の安いフレッツVPN
ワイドへ移行する計画へと入りました。
何れも止める事の出来ないインフラである為、移行期間はグループアクセス・プロとフレッツVPNワイドを併用する前提で
設計に入りました。これは、同時に全拠点を同時に切り替えるよりも設計ミス・リスク・人工・施工費用を最小限に留める事が
出来た要因となりました。
【費用効果】
従来の月額概算通信経費は、下記の通りとなっておりました。
B・フレッツ 約5,000円×13本=65,000円 グループアクセス・プロ 4,500円×13拠点=58,500円 拠点接続経費=約123,500円
施工後の月額概算通信経費は、下記の通りとなりました。
B・フレッツ 約5,000円×13本=65,000円 VPNワイド管理者 3,000円×1=3,000円 VPNワイド 拠点 1,600円×12=19,200円
拠点接続経費=約87,200円
上記の通り月額で約36,000円のコストダウンに成功しております。年間では、約430,000円程度のコストダウンとなります。
【速度帯域効果】
実使用環境下での端末操作試験で、明らかに体感できる速度効果を得ることが出来ました。
センターからの反応速度も40~50msecから6~7msecと明らかなレスポンスアップを確認できました。
【使用機器】
従来より使用していたYAMAHA RTX1200とYAMAHA RT58iに加えセンターにRTX1200の増備と新製品YAMAHA NVR500を
交換増備いたしました。狙っていた効果以上のレスポンスを得る事が出来ました。

今回の増速工事では、NTT東日本-北海道様のご協力により少々手間のかかる旧回線の手続き関係もスムースに終える事ができ
発案設計から検証・中間移行を経て本稼働まで1カ月足らずで完了する事が出来ました。
現在進行中の別案件では、専用線からVPNワイドへの移行により更に効果的な接続コストダウンと散乱したサーバーの本部統合
を実現する事例も完了次第ご紹介いたします。